闘魂 – A・猪木と高田延彦

日本最尊敬列伝

今回の『闘魂』というのは、私の選択ではなく、この人のキャッチフレーズです。

そう今回は、『燃える闘魂』アントニオ猪木氏と、もう一人の人物との想い出を書きたいと思います。

 

その前に、今朝ダルビッシュがヤンキース戦で好投し、3勝目を挙げましたが、よく分からないのが、フジTV系列の『知りたがり』で、ナレーションが『1回を三者凡退・・・』と言っていたことです。細かいことですが、実際は四球を一人出しています。

よく分からないというのは、なぜこんな単純なミスを犯すのだろうか?ということです。あまりに不思議です。試合終了から2時間も経っているのだから、十分確認できるはず。

 

また、昨日の朝ズバ!では、香川のニュースの中で、『欧州四大リーグでの優勝は、中田英寿や中村俊輔がありますが、連覇は初めてです』などとほざいたのです。

明らかな間違いです。中村が所属していたスコティッシュリーグは、欧州リーグランキングの10位以内にも入っていません。

 

考え得るに、試合を見ていない奴が、適当に台本を書いているとしか思えない。

この手のミスは、これに限ったことではありませせん。私は、何度も目の当たりしています。いや、『知りたがり』や『朝ズバ!』は、一応情報番組ですから、目を瞑るとしても、スポーツ番組でもこういうミスがあります。スポーツ番組の制作スタッフぐらいは、ちゃんと試合を見てろよ!と言いたくなります。

 

ついでに、以前日本の国債について、某著名弁護士がしたり顔で『日本の国債は、米国や中国に買って貰わないといけないので、また両国に頭を下げなければならない』と発言しました。

『はあ?』

本当に呆れてしまいます。これで知的さを売り物にしている人物のコメントでしょうか。彼は法律関連以外の、あらゆる分野のテーマに、知ったかぶりのコメントをしています。

まあ、彼に限らず、日本の情報番組は専門外の人間が良くコメントしますね。米国が良いというわけではありませんが、あちらではきっちりとすみ分けされているようです。

 

ご存知のように、日本の国債の90%以上は、日本国内の投資家が購入しています。たしかに、このところ外国人の保有率は上がっていますが、これはドルやユーロの値下がりを懸念し、換金性の高い国債を購入したためで、日本が頭を下げて購入してもらったわけではありません。また、米国や中国が、日本国債を保有する会社の株主であれば、間接的に両国が購入している、と言えなくもありませんが、それはこじつけに過ぎないでしょう。

 

バラエティ?情報?番組だから、適当なことを言っても許される、あるいは頭の隅に残っている知識を確認しないで発言してしまう、この軽率さ・・・・。

このような風潮が垣間見えて嫌悪感を抱きます。

 

さらに、誤字脱字も目に余ります。ワープロ変換の影響なのでしょうが、実際に作業しているであろう新人クラスの若者はともかく、ディレクターなり何なりがちゃんとチェックしろよ、と声を大にして言いたくなります。もし、チェックしてこの状態ならば、完全に国語力が落ちているという、これはこれで由々しき問題になります。

さすがに、新聞に誤字脱字は見られませんが、テレビ局も正確な情報を発信する責務を負っていることに変わりはありません。番組制作者は、その意識が低いように思えてならない近年です。

 

私もあまり偉そうに言うと、自爆してしまいそうですが・・・・。マスメディアの質の低下は、これからも随時触れて行きたいと思います。

 

 

さて、ようやく本題ですが、もう三十年近くも昔になるでしょうか、新婚の年に、師のお誘いで妻と共に総本山へ参拝しました。師の縁の宿坊に泊まったのですが、そこにいたのがA・猪木氏でした。

当時、A・猪木氏は師に師事していましたので、師が誘ったということでした。そしてもう一人、A・猪木氏の付き人として同行していたのが、まだデビュー前の高田伸彦氏でした。

 

『あれ?高田は、「延彦」では?』と疑問に思われるかもしれませんが、デビュー前は『伸彦』でした。

 

二人は本堂で瞑想したり、滝行の水に打たれたりしていました。

本堂への、三百?メートルほどの急勾配の坂道を、私たち夫婦は休み休み上って行きましたが、高田氏はトレーニング代わりにと、走って3,4往復していましたね。プロレスラーの体力ってこういうものなのか・・・・と感心したものでした。

 

師はA・猪木氏と一緒に風呂に入り、私は高田氏と入りました。ともかく、デビューするのが嬉しくて仕方がない様子だったのを覚えています。

高田氏は、とにかく食欲が凄くて、私たちは酒を飲んでいたのですが、高田氏は酒を飲むことはなく、ただひたすら、がっつくように御飯を食べていました。

 

当然、配られた膳では足らず、何杯もお替りをしていました。おかずが足らないだろうと、私たちがそれぞれ一品ずつカンパしたのですが、それでも足らず、最後はお櫃を抱えるようにして御飯のみを食べていました。それはもう、物凄い食欲でした。力士と同じで、身体を大きくすることに必死だったのだと思います。

 

さて、師に断りを入れて、A・猪木氏にサインをお願いすると、氏は快諾したのですが、私が色紙を10枚用意すると、一瞬、

『むっ!』とした表情になりました。

そこで咄嗟に、

『私と妻の親族中が貴方の大ファンなので、とても喜ぶと思います』

と私が言うと、

『お、そうですか』

A・猪木は途端に相好をを崩し、一枚一枚丁寧に書いてくれました。

 

高田氏にもサインを頼んだのですが、こちらは風呂のとき、あらかじめ了解を得ていたこともあって、とにかく色紙はもちろんのこと、Tシャツや手帳や小物類と、ありとあらゆる物にサインをしてもらいました。

高田氏はデビューする前だったので、サインの練習をしていたと思いますが、おそらく初めてのサインだったのでしょう、嫌な顔どころか、嬉しそうに書いてくれましたね。

 

翌朝、レスラーの木村健吾氏が車で迎え来て、帰って行きました。高田氏は車の免許を持っていなかったのか、運転を信用されていなかったのでしょうね。

 

大阪に帰った私はプロレス番組をチェックし、高田氏がデビューするのを心待ちにしていたのですが、いよいよデビュー試合というとき、彼の名前が『延彦』に改名されていたので驚いたものでした。総本山で書いてもらった『高田伸彦』は幻のサインということになるのでしょうね。

 

大変失礼ながら、その後高田氏があれほどの人気レスラーになるとは、思いも寄らないことでしたが、そうなると『高田伸彦』のサインは、たとえば紙幣や切手のミスプリントのように、価値があるではないかと思うのです。

 

以前、『YAHOO!オークションに出品したら、いくらの値が付くかな?』などと、妻に聞いて、顰蹙を買ったことがありました。

 

テレビで活躍している二人の姿を拝見する度に、あの時の光景が懐かしく脳裏に浮かんできます。

 

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