ロンドン五輪・その3:日本サッカー躍進の功罪

ロンドン五輪視聴のため、寝不足が続く毎日です。猛暑も手伝って夏バテ気味ながら、なんとか日々を送っています。

さて、そのロンドン五輪ですが、競泳・北島の3大会2冠を逃したことといい、男子体操団体での絶対王者・内村の落下といい、やはり五輪というのは、得体の知れない魔物が棲んでいるのか、と思い知らされました。

とは言うものの、この二人はまだ言い訳が利きますが、どうにもならない惨状が柔道、とくに男子です。五輪史上初、金メダルが一個も取れないという散々たる結果に終わりました。
もちろん、柔道界を非難するのは簡単ですが、私はこの惨状に、
『とうとう来たか・・・』という思いを強くしました。少し早い気もしますが、いずれこのような惨状を招く運命にあったのです。

柔道だけではありません。
他の競技においても、育成や強化方法、あるいは強化資金を増額しなければ、早晩柔道と同じ道を辿ることになるでしょう。

というのは、日本サッカーを見れば答えが出ます。
日本サッカー界、女子はむろんのこと、男子の近年の急激な躍進の理由は何でしょうか。サッカー界に携わる人々は、育成や環境整備を主張するでしょう。むろん、それもなくはないでしょうが、第一の理由はJリーグの発足で、子供たちがサッカーをするようになったからです。

Jリーグが発足する前までは、たとえば子供が20人いれば、運動能力が高い子供の順に、1~7が野球
8~10がサッカー
11~20がその他の競技をしていました。

ところが、Jリーグが発足すると、
1~14が野球とサッカー
15~20がその他の競技となりました。

野球とサッカーは同じ8人ずつでも、その配分は徐々にサッカー有利となっています。したがって、野球もかつてよりは地盤沈下をするでしょう。
ともかく、野球とサッカーで14番目までの子供を取ってしまったため、他の競技は運動野力の低い子供ですら、さらに少人数となってしまったのです。

むろん、これは分かりやすいたとえ話です。しかし、私の言わんとしていることは理解して頂けると思います。
これまで以上に、運動能力の高い子供たちの流入が続くサッカー界は、そういう意味では放っておいても強くなると思います。育成方法やJリーグの発展充実を図れば、なおさらでしょう。上手く強化すれば、W杯で優勝する日も、そう遠いことではないかも知れません

しかし一方で、有意な人材をサッカー界に奪われ続ける、野球界を始め他の競技は、今後の少子化も相まって、いっそう低迷を余儀なくされるのではないかと危惧します。
今回の男子柔道の低迷は、その先駆けとしての警鐘なのかもしれませんね。
             



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