バイエルン・Mの野望と日本人選手の移籍動向

『バイエルン・Mの野望と日本人選手の移籍動向』

欧州CLでドイツ勢の躍進が凄まじいことになっています。準決勝1st-Legでバイエルン・Mがバルセロナに4-0と大勝したかと思うと、ドルトムントもレアル・マドリードに4-1と完勝しました。

バルセロナ、レアルともにアウェーでの試合でしたが、いかに2st-legはホームといえども、この点差を逆転することは無理だと思います。バルセロナは決勝Tの1回戦でACミランにアウェーで0-2で敗れた後、ホームで逆転しましたが、バイエルン相手で、しかも今度は4点差ですから不可能でしょうね。レアルの方は、アウェーゴールも奪っていますので、C・ロナウドの大爆発次第では可能性がなくもありませんが・・・・。

しかし、CLの準決勝にドイツ勢が2チーム残ったことも驚きでしたが、まさかバルセロナとレアルという世界の2強といっても過言ではない相手に、ともに圧勝するとは考えもしなかったことでした。

たしかにドイツ・ブンデスリーガは、観客動員数も世界一を誇っていますし、クラブ個々は健全黒字経営で優れたリーグであることは間違いないのですが、その分優秀な高額選手は他リーグに引き抜かれることが多く、リーグ自体のレベルはプレミアやスペインリーグには劣るとみられていました。それだけに、この結果は驚きの一言でした。

欧州の、いや世界の勢力図は変わりつつあるようですし、その中心になるであろうブンデスリーグに、こうも多数の日本人選手が移籍し、それなりに活躍していることを考えれば、

日本代表のレベルの高さに納得し、今後に期待が持てるというものです。

そのバイエルンですが、シーズンオフに大補強をするようです。一昨日に書きましたが、近年国内リーグのライバルであるドルムントから、『ドイツの至宝』と言われ、将来のドイツ代表の中心と目されているゲッツェを獲得しました。他にも同じドルトムントからレアル戦で4得点したポーランド代表FWのレバンドフスキーも獲得するようです。

他リーグではなく、国内のしかも近年リーグの覇を争っているライバルチームの中心選手を引き抜くやり方は、日本のプロ野球のどこかの糞球団の常套手段に似ていて、とても気分が悪いのですが、今シーズンぶっちぎりで優勝したバイエルンがそこまでやるのか、と何というか、ドルトムントに対する怨念のようなものを感じます。

いわば、2年後阪神のエースになった藤浪晋太郎が、10億円ぐらいの金銭トレードで巨人に移籍したようなものです。ドルトムントのサポーターは怒り心頭でしょう。バルセロナの首脳陣にとって、昨シーズン香川がいたドルトムントにシーズン連覇を許し、ドイツ杯決勝で『チンチン』にされたことが、よほど屈辱的だったのかもしれませんね。

昨シーズンはリーグ戦でも香川に好きなようにされましたから、バイエルンの関係者は香川の顔を見るのも嫌なことだったでしょうが、香川がいなくなっても恨み骨髄ということでしょうか。むろん、これは半分冗談で、真実はバイエルンは欧州の盟主の座をバルセロナ、レアルのスペイン勢から奪取しようとしているのでしょう。

さて、このバイエルンの大いなる野望が日本人選手の移籍に影響を及ぼすのではないかと思われます。一昨日、ドルトムントがC大阪の柿谷に興味と書いたときは、単なる噂記事の程度だろうと思っていましたが、ゲッツェの移籍を聞いて、彼の後釜に柿谷を、と思っても不思議がなくなり、信憑性が増してきました。

言うまでもなく、ドルトムントは香川の獲得で大成功を収めました。しかも、乾、清武のドイツでの活躍で、C大阪の2列目の選手は一定の評価を得ています。自ずとその流れを汲む柿谷の能力は窺い知れるというものでしょう。

当然、クラブ関係者はC大阪のクルピ監督から情報を得ていると思います。『潜在能力は香川以上』という情報です。クルピ監督はマスコミ等でそのように公言していますからね。むろん、選手は潜在能力だけでサッカーをするわけではありません。柿谷の精神面での欠陥が、香川との差を広げてしまいました。

しかし、徳島に行ったことで、その精神面での改善、成長も見られる現在では、クルピ監督は、チーム事情を度外視し、選手個人の能力で言えば、十分推薦できると答えたのではないでしょうか。

ドルトムント側にしても、資金は十分です。ゲッツェの移籍金は40億円とも言われますし、なによりマンチェスターUがリーグ優勝したことで、オプションの移籍金がドルトムントに9億円も支払われるそうです。

柿谷の移籍金は3億円から、高くても5億円まででしょうから、香川の追加移籍金の半分程度で済むのです。ドルトムントも、すぐにゲッツェの穴埋めができると思っていないでしょうが、香川の8割程度の活躍を発揮してくれれば、当初はサブとして起用できると踏んでいてもおかしくありません。

当の柿谷はシーズン終了まで移籍の意思はないようですが、ドルトムントであれば、本人の将来にとっては魅力的な話だと思います。

柿谷が移籍を拒んだとき、白羽の矢は乾、または清武に立つ可能性もあります。前述したように両名ともブンデスリーグの活躍は知れていますから、全くの未知数ではありません。香川に比べれば見劣りしますが、保険の意味合いで獲得する可能性があると思います。

ともかく、ドルトムントは補強を迫られていますから、香川の成功体験から日本人選手の獲得に動く可能性は高いのではないでしょうか。

以下、日本人選手の移籍の可能性に触れてみたいと思います。まず、清武に関しては、ニュルンベルクでは孤立感ありますので、ドルトムントでなくてももう少し力のある上位のクラブに移籍して欲しいものです。そうすれ彼の能力はさらに発揮されると思います。イタリアからも熱視線が送られているようですが、私はドイツの上位のクラブに移籍するのではないかと思っています。

本田も今夏の移籍が決定的なようです。昨年あたりから噂は多々ありましたが、どれも身を結ばなかったのですが、今冬になると移籍金が0円になりますので、移籍金を得るためには、クラブは今夏に売る必要があります。

移籍先としては、イタリアのクラブになるのではないでしょうか。本人が希望するレアルマドリードは獲得の意思がないようですし、プレミアですとどのクラブであっても、マンU所属の香川の後塵を廃することになります。プライドの高い彼が、それに甘んずることはないと思います。

もし、頓着がなければリバプールあたりでしょうが、イタリア人であるザッケローニ監督の配慮からも、ACミランかユベントスあたりに落ち着くのではないでしょうか。後は酒井高のビッグクラブへの移籍もあるかもしれません。現在、サイドバックは人材難ですから、酒井高の価値は思ったより高いようです。

同じサイドバックの内田はプレミアのクラブに移籍するかもしれませんが、長友は怪我の影響でインテルに残留となりそうです。これまで、スーパーな階段を上ってきましたから、ここは一度休憩というところでしょうか。

宮市はアーセナルに復帰するのか、それとも三度レンタル移籍に出されるのか、どちらにしても、来シーズンは正念場になりそうです。来季も芽が出ないとなると、そのまま終わってしまうかもしれません。

宇佐美も同様です。クラブから戦力外となったのですが、彼は改心しなかった柿谷ということになってしまうかもしれませんね。才能があるだけに惜しまれます。

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