コンフェデ杯・ブラジル戦にみる日本代表の分岐点

『コンフェデ杯・ブラジル戦にみる日本代表の分岐点』

今朝、眠い目をこすりながらブラジル戦を観戦しました。結論からいえば、大いに期待外れなものでした。理由は、試合開始早々の失点、前半を0-1で終えたものの、またしても後半開始早々の手痛い失点と、これ以上ないまずい試合運びではなく、また0-3という結果でもありません。本気のブラジルには全く手も足も出ず、ましてや闘争心でも劣っていたことに落胆しました。

昨年の秋、ポーランドにおいて親善試合を行い、0-4で大敗しました。親善試合とはいえ、ブラジルは予選がありませんので、いかなる試合でもそれなりに気合を入れていたでしょうが、しかしブラジルの本気度という点ではコンフェデ杯本番とは比較にならないでしょう。ですが、それでも私は、ポーランドでの試合より差は縮まっていると期待していましたが、むしろ差は広がっていた。というより、元から差があったと言うべきでしょうか。

これは日本代表のレベルが下がったのでも、ブラジルの実力が上がったのでもなく、元からあった差が顕在化したというべきでしょう。もとより、日本代表のレベルが南アフリカW杯のときより下がったわけではありません。今日の試合でも『守備的』に戦えば、もっと善戦できたでしょう。しかし、日本はアジア相手に見せるポゼッションサッカーを世界を相手に試みているわけですから、そういう意味からすれば、ようやく世界の強豪国と同じ土俵に上がったというべきでしょう。

さて、この試合で示された実力差は、あと一年で埋まるものではないと思われます。会見で本田が指摘した問題点は解決できないと思われます。まず、長友は怪我を完治させるのが先決です。明らかに絶頂期から落ちています。ボランチの二人も問題ですね。遠藤の劣化は著しく、主将とはいえ長谷部も控えに回るぐらいでないと厳しいと思います。今野もレベルの低いJリーグで、しかもJ2ですから経験値を上げられるはずもありません。

ブラジルが抜きん出て強い状態であれば、まだ多少望みがありますが、現在のブラジルと同等レベルの国はスペイン、ドイツ、オランダ、アルゼンチンがあり、やや落ちるものの、フランス、イタリア、ウルグアイ・・・・と数多あります。現状の歩みでは、ベスト8進出も危ういでしょう。

そこで大幅なメンバー変更を試みるべきではないでしょうか。まず、本人の意思は度外視して、本田をボランチに下げる。1トップには豊田、2列目は乾、香川、柿谷、ボランチは本田と山口(C大阪)、SBは長友(コンディション次第で酒井高)と内田、
CBは吉田と闘莉王、GKは川島というのはどうでしょうか。とくに今日の試合を見て、引いたブラジル相手には打つ手がありませんでした。そういった局面を個人で打開できるのは柿谷一人です。(あとは乾ぐらいか)

本田を1トップにして、ボランチに柴崎岳を試してみるのも一考です。パスセンス、ゲームメーカーとしての能力は遠藤にも劣りません。経験値だけが足りないのですから、この一年代表で積ませたら良いと思います。少なくともスタミナは遠藤に勝ります。山口はボール奪取に優れていますし、ハードワークしますから長谷部以上に化ける可能性があります。闘莉王は言わずと知れた闘争心の塊のような男ですし、ブラジルは母国ということで、モチベーションも高いでしょう。

いずれにしても、現状メンバーで個のレベルアップを図るにしても限界を知らされました。
ベスト4以上を目指すための、一か八かの思い切った手を打つのであれば今しかありません。

さてさて、イタリア戦はどうなりますか。同じく昨年秋のフランス戦のような展開になれば勝機もあるでしょうが、まずは戦う姿勢を前面に出すことが肝心です。

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