コンフェデ杯・メキシコ戦で問われる日本代表の真価

『コンフェデ杯・メキシコ戦で問われる日本代表の真価』

 

さて、私はメキシコ戦こそが日本代表の真価が問われる一戦で、最も重要な試合だと思っています。昨夜の報道Sで、元日本代表の沢登氏が、イタリア戦の敗戦について、

『いくら良い試合をしても負けてしまえば何にもならない。W杯であればこれでGリーグ敗退ですから』という趣旨の発言をしていました。一見、正論のようですが大きな間違いです。W杯本番でブラジル、イタリア、メキシコ、日本というような組み合わせは100%有り得ません。

 

なぜなら、まず第一ポットはブラジル、アルゼンチン、スペイン、イタリア、ドイツ、オランダ、フランス、イングランドかポルトガルかウルグアイになるからです。また、レギュレレーションがわからないので断言はできませんが、参加国次第でアジアは北中米と同じポットになる可能性もありますので、今回のような組み合わせになることはないのです。メキシコはともかく、ブラジルとイタリアが同居する組みなど有り得ず、そう言う意味では、今回のコンフェデ杯ほど厳しい組み合わせはないのです。

 

私がメキシコ戦を最重要視するのは、W杯本番を見据えたとき、メキシコのレベルこそがGリーグを突破できるかどうかの試金石になるからです。現実にメキシコと同組になるかもしれませんし、そうならなくてもメキシコレベルの国とGリーグ突破を掛けた大一番になる可能性が高いのです。南ア大会でのカメルーンと思えば良いでしょう。

 

日本はブラジル戦で完敗し、イタリア戦では敗れたとはいえ、世界から称賛される戦いをしました。ジギルとハイドのようですが、いったいどちらの日本代表が本当の姿なのでしょうか。もちろん、どちらも日本代表の今の力なのです。イタリア戦で善戦できたのは、イタリアのシステムが4-3-2-1、つまりピルロをアンカーに置いていたため、引き気味になり、人数的に前線から日本にプレスを掛けれなかった。したがって、日本は自由にパス回しができたのです。

 

ところが、ブラジルは前線から鋭いプレスを掛けてきました。今の日本代表は、アジアの戦いではどの国も相手が引いて守るため、前線からプレスを掛けられた経験が少なく、またそれをかい潜れるほどの技術がないため、本来の日本のパスサッカーができなかったのです。ですから、日本がスペインのようだという称賛は値しません。

 

今の日本代表は世界のどのような国であっても、引いてくれればある程度のパスサッカーを披露することができますが、一流国から前線でプレスを掛けられると、途端に混乱してしまう。そのレベルに過ぎません。

 

そこで、メキシコ戦です。W杯本番でも同じ組になるかもしれない、またはGリーグ突破を掛ける同程度のレベルの国のプレスをかい潜ることができるかどうかが見ものなのです。

南アまでの日本代表であれば、メキシコは10回戦って2勝3分5敗が妥当の相手でしたが、今の代表であればほぼ互角だと思っています。

 

幸い? 両国とも2連敗してGリーグ敗退が決まっているという同条件です。モチベーションも同程度でしょう。したがって、ボール支配率、シュート数、決定機で上回れることができるかどうか。その上で勝つことができるかどうかが見所です。スタッツで上回っても敗れれば意義が半減しますし、勝ってもスタッツで下回れば同様です。メキシコ戦はスタッツで上回り、引き分け以上が望まれます。




 

 

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