サッカー日本代表・10月欧州遠征

『サッカー日本代表・10月欧州遠征』

遅まきながら今月の欧州遠征についてですが、大まかな感想を言えば「日本の代表によくあるパターンで負けた」ということですかね。
セルビアもベラルーシもW杯予選敗退国ですが、両国の実力は違います。私はセルビア戦は引き分け、ベラルーシ戦は勝利と予想していましたが、結果は2戦とも敗れました。

両試合に共通するのは、ボール支配率が60%を超えながら、カウンターに沈んだということでしょう。まあ、昨年のフランス戦の逆になったわけですが、それはともかくA代表だけでなく各世代に見られる試合内容です。U-17W杯の決勝T1回戦のスウェーデン戦が、さらにその傾向が色濃い試合でした。

もう少し細かく見ていきますと、期待の柿谷ですが、ほぼ初めての本格合流にしては連携が取れてはいますが、さすがに前田との関係のようには行きません。そもそも、これまでの代表のFWは前田でしたが、彼は万能タイプであり、DFの裏へ飛び出すタイプではありませんし、ハーフナーは完全なポストタイプです。これまで、裏への飛び出しの形はほとんど試していなかったのです。(2列目の追い越しはありますが・・・・)

つまり、今柿谷と模索している形は、ほとんど初めての試みです。しかも、柿谷自身も広島の佐藤寿人のように純粋な抜け出しタイプではなく、前田のように高度な技術に裏付けられた万能タイプです。前田より、やや裏への抜け出しが上手いという程度でしょうか。前にも書きましたが、私は、柿谷は2列目またはセカンドタイプのFWが適性だと思っています。ともかく、このまま柿谷の1トップで行くのであれば、彼の能力の高さに期待し、あと半年でなんとか高度な連携が取れるようになることを期待するしかありません。

しかし、DFは相変わらず低調ですね。このまま吉田と今野の固定でいくのでしょうか。DFだけでなくザック監督が本格的にメンバーを変更、テストしたのは柿谷だけという、なんという膠着ぶりでしょう。これを不安視する評論家諸氏、解説者は少なくありません。
中には監督交代を声高に叫ぶ者もいます。私は監督解任には反対でしたが、少なくともコンフェデ杯以降はもっとダイナミックに選手をテストすると期待していましたので、ガックリ感が強いのも否定できません。

サック監督の解任論、代表選考の是非はともかく、話をチームに戻しますと、この2戦の丁重なパフォーマンスを好意的に捉えれば、何事にもバイオリズムというのがありますから、この時期は低調の方が良いのかもしれないということですか。今年一杯低調で、年明けから上向き始め、6月にピークを迎える。そういう風に捉えることもできるでしょう。
ただ、11月のオランダとベルギーとの2戦は楽しみで、案外良い内容を見せるような気もします。

サッカー日本代表:人生を分かつもの

『サッカー日本代表:人生を分かつもの』

すでに御存知のように、元日本代表の前園真聖が酔ってタクシー運転手に暴行したため、現行犯逮捕されました。この報に触れたとき、私はああー、と思わずため息を漏らしました。

人生とは無常なもので、ときに非情でさえありますね。このブログの『遅れて来た天才・柿谷曜一郎』でも書いたように、柿谷と香川を分けたものは間違いなく『精神性』でした。
弛まぬ努力を続けた香川と練習に遅刻を繰り返した柿谷。クルピ監督をして『才能は香川以上』と言わしめた柿谷の成長を阻んだのは精神力でした。

もう一つ、今や日本代表の中心である本田圭佑と家長明博。この二人の明暗を分けたものは何だったのでしょうか。この二人、G大阪ジュニアユースで同期、同年齢です。しかし、本田はユースへの昇格試験に落ち、星稜高校へ進学するのです。一方、家長はクラブの期待を一身に受けトップチームへと昇格します。

しかし、その後の二人はどうでしょう。星稜高校から名古屋へ入団した本田は、その後オランダへ渡って躍動し、W杯南ア大会の大活躍へと繋がりました。対して家長はそこそこの活躍はしますが、代表招集も滅多になく、スペインのクラブに移籍したとは言え、目立った活躍はありません。もう二度と代表へも呼ばれないでしょう。
この二人に関しては、特段家長の方に落ち度が有ったとは思いません。むしろ、本田が異常なまでの精神力の持ち主だったと言えるでしょう。

さて、翻って前園です。彼と比較するのが中田英寿です。二人はアトランタ五輪のブラジル戦、いわゆる『マイアミの奇跡』を起こしたチームの中心でしたが、貢献度から言えば、断然前園が上でした。ブラジル戦に限ってのことではなく、前園は久方ぶりの五輪出場の大立役者でした。五輪出場の懸ったサウジアラビア戦での2ゴール。いまでも戦慄に記憶しています。

アトランタ五輪後、二人は一気にスターダムにのし上がります。TV番組、コマーシャルとメディアへの露出が増えていきました。さて、その結果はどうでしょうか。人気に奢ることなく精神の均衡を保った中田が、セリエA・ペルージャへの移籍を皮きりに『世界の中田』へと成長して行った裏で、前園はいわゆる『天狗』になってしまい、肝心のプレーに精彩を欠いていくことになります。はっきり言って、引退後も鳴かず飛ばずの状態でした。

そして今回の事件です。
香川と柿谷は、柿谷如何によっては、まだ選手のとしての立場が逆転する可能性もありますし、本田と家長は選手としての決着は付いたかもしれませんが、その後の長い人生においては、たとえば監督業とか社会人としての成功はどちらが上とも言えません。
しかし、中田と前園はサッカー選手としても人生も決着が付いてしまったような気がします。むろん、今後中田がとんでもない失態を犯し、前園が心機一転する可能性は残っていますが・・・・。

サッカー選手に限らず、またスポーツに限らず、人間の生涯を決定づけるものの第一位は『精神性』であると言えるでしょう。私如きが人の人生を他者と比較して語るなど、傲慢不遜であることは重々承知していますが、今回の事件に接したとき、ふと、人にとって最も重要なことは、まさしく『それ』なのだなあ、とあらためて思い知らされたゆえに、悪態を吐いた次第です。

最後に、今回の事件が前園にとって良い薬となることを望みます。

安岡久遠のブログより

キリタニブログ閉鎖を惜しむ

キリタニブログ閉鎖を惜しむ

さて、 私がブログを休止していた間に残念なことが起こりました。

キリタニブログの閉鎖です。これまで、何度か休止されたことはあったようですが、今回は完全閉鎖のようで、すでにブログサイトも削除されています。残念でたまりません。

私がキリタニブログを見つけたのは4年前だったと思います。それまで私は、他のサッカーブログサイトへコメント投稿していたのですが、このキリタニブログを目にしたとき、あまりの造詣の深さ、サッカー愛の深さに驚愕し、たちまち虜になりました。

私のブログにアクセスして下さる方の中にはサッカーファンもいらっしゃるでしょうから、このキリタニブログを読んだ方もおられると思います。サッカー経験者、サッカー観戦の強者であれあるほどわかると思うのですが、とにかく、その洞察力、観察力の深さ、鋭さはそこいらのサッカー記者など及びもつかないもので、とくに日本サッカーを貶すことしか知らない(適切な批判でなく中傷しかしない)某S氏(セルジオ越後氏ではありません。彼の根底には日本サッカー愛があります)が、サッカー記者などという看板を掲げるのが恥ずかしいであろうほどでした。私が唯一尊敬する後藤健生氏と双璧と言っても良いくらいの卓越したサッカー論を展開されていました。

私も度々キリタニブログへコメントを投稿していましたが、キリタニさんが小説も書いておられると知って、より親近感を抱いていました。それだけに、閉鎖は実に残念です。過去の数百編の記事も削除されましたので、再読することもできなくなりました。

私は持論として、日本サッカーが世界の頂点に立つためには、日本のあらゆる層が一流にならなければならないと思っています。つまり、選手、クラブ、指導者、審判、協会、ユース、施設、マスコミ、サポーター、ファン・・・・サッカーに関わる全ての分野がレベルアップしないとW杯では優勝できないということです。

この中で私がもっとも難しいと思っているのが、マスコミだと思っています。このマスコミよって一般のファンが啓発、啓蒙されるからです。しかるに、これまで私が批判を繰り返してきたように日本のマスコミは腐っています。それは政治、経済、社会の分野だけではありません。スポーツマスコミも同様です。

称賛するにしても批判するにしても、とにかく『売らんかな・・・・』の受け狙い記事が多く、心から日本サッカーを愛し、愛するがゆえの叱咤といったものがほとんどありません。そう言うことからすれば、キリタニブログは数少ない貴重なサイトだっただけに、その閉鎖は残念至極なのです。

どのような個人的な事情があったのか、わからないので無理強いなどできるはずもありませんが、できればW杯ブラジル大会前に復活されること切望します。





安岡久遠ブログまとめページ

天才・柿谷曜一朗の未来と日本代表

天才・柿谷曜一朗の未来と日本代表

さて、久々にブログを更新します。
昨年と同様、今年も夏の期間ブログを休止しましたが、これには個人的な事情がありまして、仕方のないことなのですが、それはさておき、久々の話題はプロ野球のクライマックスシリーズでの阪神敗退でもなく、楽天の田中投手の驚異的な快進撃でもなく、はたまたMLBのプレーオフでもありません。

そう言えば、休止中の最大の朗報は、2020年の東京五輪招致成功でしょうが、この話題もいずれまたの機会として、やはり今回は来年のサッカーW杯ブラジル大会での秘密兵器・柿谷曜一朗を取り上げたいと思います。

現在、日本代表は欧州遠征中で、過日のセルビア戦は0-2の敗戦でした。この試合は戦評は次戦のベラルーシ戦と合わせてしたいと思いますが、今回と来月のオランダ、ベルギー戦を通じて、日本のサッカーファンだけでなく、欧州のクラブから最も注目を浴びているのが、この柿谷曜一郎でしょう。

このブログでは過去に何度も取り上げていますが、来年のW杯の秘密兵器であり、その次のロシア大会の中心選手となるのが柿谷曜一郎だと思います。ただし、現在彼は日本代表では1トップで使われていますが、本来は香川と同様、2列目の選手です。まあ、今の代表には、これといった確たるFWがいませんので、能力の高い彼が起用されているというのが実情です。

残念ながら、この編成ではブラジル大会で好成績は残せないでしょう。やはり、本田、香川、柿谷の2列目が理想なのは間違いありません。ハーフナーか豊田あたりが、あと半年ほどで大化けしてくれないと苦しいですね。それとも、本田を1トップにして、香川、柿谷、+清武OR岡崎の2列目とするか・・・・考えどころです。

さて、その柿谷ですが、今冬の移籍市場でまたぞろ、ドイツのブレーメンから獲得オファーが届きそうです。今夏にもオファーがあったそうですが、C大阪で結果を出すことを優先し断りました。今回はどうするのでしょうか。おそらく、他のクラブからもオファーが届きそうですが、今夏移籍しなかったので、来年のW杯まで見送るのではないかと思います。

私は彼に限らず、若い選手は一刻も早く欧州クラブに移籍すべしというのが持論ですが、柿谷場合はここまできたら、W杯後でも良いような気がしてきました。W杯の活躍次第で一気にビッグクラブへの移籍も可能だと思うからです。たとえ活躍できなくても、欧州のそれなりのクラブへの移籍は実現すると思われますので、焦る必要はないと思います。

PC等、環境が厳しいので、更新はままなりませんが、まずは再開のお知らせまでとします。



Copyright © All Rights Reserved · Green Hope Theme by Sivan & schiy · Proudly powered by WordPress