日本サッカーの未来・その2

なぜ、私がただ一人、後藤氏だけを信用しているのか。

 

それは、2002年の日韓共催W杯に遡ります。

当時、スカパーCS放送では、一日中W杯関連の放送をしていたのですが、後藤氏はよくゲストとして番組に出演していました。

さて、この大会において、韓国はベスト4進出という成果を得ました。

W杯及び韓国の成績については、言いたい事が山ほどありますが、また話が逸れますのでまたの機会とします。

例の如く、日本のメディアは韓国称賛の嵐だったのですが、ただ一人後藤健生氏のみが、こう発言したのです。

 

『韓国はやはり韓国だった。私は安心した』

 

彼は、韓国のベスト4を貶したのではありません。

『Jリーグが出来て10年。ようやく、日本は韓国に追い付いたと思ったら、また韓国に突き放されたのかと心配だった。ベスト4に進出したのだから、どのような進化したサッカーをしたのかと、この目で確認したが、大したことはなく、韓国はこれまでのサッカーをしていた』

 

これまでの韓国サッカーというのは、フィジカルに任せた放り込みサッカーです。

CFに背が高くフィジカルの強い選手を置いて、ロングボールを放り込み、周りの選手が零れ玉を狙う。従来からの韓国サッカーです。この戦法はアジアでは功を奏してきましたが、W杯では全く通用せず、韓国はこれまで一勝も出来ずにいたのです。

韓国選手が、いかにフィジカルが強いと言っても、白人や黒人に勝てないのは自明の理だからです。

 

しかし、この大会で韓国はベスト4まで進んだ。

ですから、後藤氏は韓国が全く新しい戦術でも用いたのかと思ったのです。ところが、実際に試合を見たら、従来どおりのサッカーだった。つまり、レベル的に韓国に水を開けられたのではないということが分かり、安心したと言うことなのです。

 

他のサッカージャーナリストやサッカー関係者、番組出演者の誰もが、ただ盲目的に結果を称賛する中で、その内容を分析し、その場の雰囲気を壊しかねない危惧がありながらも敢えて持論を発した彼だからこそ、私は信用するのです。

事実、MCや他の出演者は苦虫を噛み潰したような、あるいは唖然とした表情になり、白けた雰囲気が漂いました。

 

では、これまで全く通用しなかったサッカーなのに、なぜこの大会ではベスト4まで進めたのか?いずれ書きますが、皆さんも想像してみて下さい。

 

ところで、私は昨年1月のアジア杯・準決勝の日韓戦終了後、ある人気サッカーブログに、

『おそらく、日本と韓国の試合で内容が互角なのは、これが最後となるでしょう。この先、日韓の実力差は開く一方になるでしょう』

と、コメントを入れました。

もちろん、日本が優位に立つという意味です。そのときは、ずいぶんと反論がありましたが、昨年8月の3-0で日本が勝った試合内容を見れば、私の目が正しかったことが証明されてたようで安堵しました。

 

なぜ、日本と韓国の間に差が出来てしまったのか。

それは、第一に日本人選手の身体能力が韓国のそれに追い付いてきたことが挙げられます。

それまでの日韓は、大雑把に言って、

 

技術の日本VSフィジカル、スタミナ、精神力の韓国

という構図でした。

 

Jリーグが発足するまでは、技術面においてもそう差が無かったため、日本は韓国に全く歯が立ちませんでした。通算成績で圧倒的に負け越しているのはそのせいです。

Jリーグ発足の効果で、技術面が急速に進歩し、フィジカル等の劣勢を補うことができるようになり、良い勝負が挑めるようになったのです。

そのうち、日本人のフィジカル自体も向上してきたため、次第に技術面の優位性が生かせるようになり、ほとんど互角の力量になりました。

その代表が本田選手です。彼ほどのフィジカルを持つ選手は、韓国人選手にもいないでしょう。

第二に、パスサッカーの志向です。
日本が韓国を追い越すきっかけとなったのがこのパスサッカーです。現在、世界の潮流となっているスペインのバルセロナのように、パス回しによって、ポゼッションを高めるという戦術を採用したのです。

実は、私が日韓の差が開くと予言したのは、韓国もまたこのポゼッションサッカーを目指したのですが、アジア杯の内容を見て、日韓の差を確信したからです。

 

日本は、十数年も前からこのポゼッションサッカーを目指し、(もっとも、日本は古くからパスサッカーを目指していましたが、技術が追い付かず出来なかった)下部組織でも一貫した育成をしてきました。そしてようやく、目指すサッカーの緒に付く事ができました。

それに比べ、韓国は数年目から始めたばかりでした。しかも、このパスサッカーは高度な技術を要します。そこまでの技術に達していない韓国は、パスサッカーの習得に日本以上に時間を要する、というのが私の見解でした。

 

はたして昨年の8月の試合、3-0で圧勝した訳ですが、この敗戦の責任を取る形で監督が交代しました。そして、新しく就任した監督は、どうやらパスサッカーを止め、フィジカルサッカーに戻すような話も洩れ伝わってきます。

これが本当なら、ますます韓国は日本に苦戦するでしょう。

 

加えて、韓国Kリーグは八百長も発覚し、観客動員も激減しています。韓国サッカー界の迷走は深まるばかりです。

最終予選を勝ち抜き、W杯出場を勝ち取れば復活の芽も出るでしょうが、もし敗退となれば・・・・いかなることになるでしょうか。

 

次回は、中国について書きたいと思います。

 

余談ですが、今回の天皇皇后両陛下の英国御訪問に際して、アナウンサーの言葉遣いが気になりました。

『行った』、『来た』、『した』、『言った』という言葉遣いは無礼でしょう。それぞれ、

『行かれた』、『来られた』、『された』、『おっしゃったか、最低限言われた』が常識です。

これは天皇制云々と言う問題ではありません。

たとえ、個人的に天皇制反対の立場であっても、仮にも立派な社会人であれば、今現在国家元首の立場におられる事実に鑑みて、敬語を使うのが当然です。

 

不遜な言葉遣いをしたのは、安藤優子と滝川クリステルです。いずれもフジテレビですが、他局でも同様のことがあったかもしれません。

これらは、彼女らの失言なのか、それとも番組制作サイドの作為的なものなのか?たとえ、

いずれにせよ、不快感極まりない出来事でした。

 

 

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