日本再生論

『日本再生論』

とうとう、この難題に挑む事にしました。

 

誤解のないように言っておきますと、今の日本を再生することが難題なのではありません。私は、この点に関しては楽観視しています。

 

私は、石原東京都知事や橋本大阪市長のように、制度設計のやり直しという、ただ単にテクニカルな指摘に留まらず、日本の歴史、伝統、文化、思想、哲学、宗教観と広範囲に言及しようと思っていますので、自分の主張を上手くまとめられるか、伝えられるかが難題だと思っているのです。

 

もう一つ、前もって断っておきますが、私は小説以外の政治、経済に関する書物を一切読みません。

したがって、これから私が主張する事は全て私、あるいは私の大師匠である安岡先生、そして師の考えです。

ただし、テレビの討論番組などを良く見ますので、誰かの発言やその人が書いた書物のなかに同様の一文があったとしても、不思議ではありません。

その場合は、前もって謝罪しておきますが、同時に決して盗作ではないことを表明しておきます。

 

 

さて日本の現状ですが、バブル崩壊後の二十年、無策に次ぐ無策により不況から脱することが出来ず、さらに近年の円高も加わり、デフレは加速するばかり。

加えて、昨年の東日本大震災と福島原子力発電所問題が暗い影を落とし、1000兆円にも上る国と地方の借金は手付かずのまま、不当にも消費税率がアップされようとしています。

 

一方、国家主権に関しては、北方領土はロシアの不法占拠が続き、竹島は韓国に実効支配され、尖閣列島は中国から虎視眈々と狙われている現状。北朝鮮には同胞が拉致されたままです。

 

こうして問題点を並べてみると、日本は八方塞で前途多難なように見えますが、実は私は政治家や官僚、評論家たちが発言しているほど、悲観はしていません。誤解を恐れずに言いますと、むしろ楽観というか感心というか、日本という国、民族の能力の高さに感動すらしています。

 

よく考えてみて下さい。

上記のような状況下にありながら、

日本は世界に大きな懸念を抱かせていますか?

日本は世界から特別な支援を受けていますか?

日本は世界の御荷物になっていますか?

 

それどころか、ギリシャに端を発した欧州の通貨危機に際して、日本はいち早くIMFに5兆円?という巨額資金を供与し、またアフリカ諸国の発展のために数千億円の資金を提供することを決めて、相変わらず世界に貢献しています。

もし、日本が真に苦境に立っているのであれば、そのようなことができますか?

 

借金と言っても、90%以上は日本人が請け負っているのであって、極論ですが徳政令を発布すれば、一気に借金は0円になります。まあ、ありえませんが・・・・。

ともかく、ギリシャのような経済的に小さな国でさえ、破綻すれば欧州全土に、あるいは全世界にそれなりの悪影響を及ぼすことになるのです。

まして、日本のような経済大国が破綻すれば、その悪影響は甚大で、世界恐慌になるのは必定です。

したがって、アメリカを始め、世界各国から日本に対する深刻な懸念が表明されるはずですが、先日のG8でそのような発言はありません。まあ、注文はあったでしょうが・・・・。

 

また、日本経済に深刻な懸念があるのなら、日本の国債の金利が高騰するはずですが、その兆しもありません。

これらは、日本の経済の根強さを証明するものであり、日本への信頼は揺るぎないものだと言えます。

ああ、アメリカの民間会社による国債の格付けなどは、自国や自社の利益を図った意図的な操作ですから、全く懸念には及びません。

 

しかしながら、このまま放って置いても良い、というわけにもいきません。

いくら日本経済が根強いといっても、今の状態が後10年も続けば、さすがに深刻な状態へ突入することになるでしょう。

 

したがって、日本に残された時間は10年と言っても過言ではないと思います。

この10年の間に、日本は何をなすべきか?

 

次回はそこから始めたいと思います。

 

 

 

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