やしきたかじん・ゆめいらんかね

食道癌の治療のため、休養してから早くも半年が過ぎました。
意外な復帰の遅れに、ファンである私は、大丈夫なのだろうか?と心配している今日この頃です。

私が、たかじんに親近感を覚えるのは、彼の歌や毒舌ではありません。もちろん彼の歌は好きですが、言われるほど毒舌ではないと思いますし、特に読売テレビ系列の『そこまで言って委員会』では、彼はほとんど自分の意見を言っていません。

私が、彼のファンである理由は、彼の夜の遊び方にシンパシーを覚えるからです。
彼は、よく番組中で『北新地』のクラブの名を挙げています。『城』、『小野』、『ピアジェ』・・・・実は、かつて私もそれらの店で遊んでいたのです。
たかじんが北新地で本格的に飲み始めたのは、私より古いはずですから、一度ぐらいは出会っていてもおかしくはないのですが、残念ながら一度も出会っていません。道ですれ違ったことさえありませんでした。

私が、一時期とはいえ、足繁く北新地に通った理由は、むろんプライベートの遊びではなく、会社の接待と、何と言っても師の猟官運動のためでした。
猟官運動と言うと、少し違和感を覚えますが、実はその頃、師は京都のある本山の貫主(トップ)に就く予定でした。ところが、ちょっとした手違いで、数人の印が必要となり、と言っても只者の数人ではないので、その印を貰うために、相手を接待漬けにせざるを得ず、私もその渦中に居たということなのです。

さて、たかじんがしばしば話している遊び方も、これがまた私と良く似ていました。
さすがに、私には、
『わざと《ぼったくりバー》に入り、ビール2本で《6万円》を請求されると、
《ぼったくりバーにしては、根性が無いな》
と言って、20万円を支払った』
などという豪気な逸話はありませんが、もう一つのテナントビル一棟の全てのスナックを一晩で飲み回ったというのは、私にも経験があります。

もっとも、彼のように一晩で十数軒というのは無理でしたが、二晩で12軒、つまり一晩で6軒というのはありました。しかも、私の場合は全ての店でボトルキープをしましたので、その点だけはたかじんに勝っているかもしれません。何をもって『勝っている』のかはわかりませんが・・・・(笑)

前置きが長くなりましたが、私が彼の曲の中で最も好きな曲は、『ゆめいらんかね』です。
たかじんのファンでない人は、知らないかもしれませんね。
『なめとんか』、『未練』、『ヤッパ好きやねん』、『ICHIZU』、『東京』・・・・彼の代表作は多くありますからね。

優しい女が 一人居た
愛していたし 愛されていた
春になれば アパート借りて
二人で暮らす 約束だった

ゆめひとつ いらんかね
ゆめひとつ いらんかね・・・・

不幸は こっそりやって来て
知らんふりして 通り過ぎる
ある日のデート 姿を見せず
女はそれっきり どこかへ消えた

とりたての涙 いらんかね
とりたての涙 いらんかね・・・・

訳も知らずに 残された
思い出と私 二人きり
ほうけた男が やさしい女を
あれからずっと 探してる

やさしい女 知らんかね
やさしい女 知らんかね・・・・

ゆめひとつ いらんかね
ゆめひとつ いらんかね・・・・
とりたての涙 いらんかね
やさしい女 知らんかね

この曲以外の、いわゆる『濃い』あるいは、『ドロドロ』とした感じの歌詞とは違い、表面上は『さらっ』とした歌詞なのですが、それがたかじんの歌唱力とマッチすると、非常な『哀愁』を醸し出すので、私は好きですね。
もっとも、相当な歌唱力がないと人の心には響かないと思われますので、私は一度も歌ったことがありません。
是非、一度聞いて見て下さい。たかじんの一日も早い復帰を願って止みません。

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