MLB通信:イチロー、ヤンキース電撃移籍

朝、テレビを点けて、びっくり仰天しました。なんと、イチローがヤンキースへの移籍会見をしているではありませんか。
MLBに関しては、前半戦終了に、ダルビッシュを取り上げようと思っていたのですが、シーズン終了時まで先送りすることに決めました。ですから、シーズン途中でMLBの話題を取り上げることはないと思っていたのですが、さすがにこの移籍は避けて通れません。

むろん、私は大歓迎ですが、欲を言えば遅きに失した感が否めません。確か、昨年?だったか一昨年だったか、ヤンキースへの移籍が取り沙汰されたことがあったと思いますが、そのときに移籍していればなあ・・・・というのが正直な気持ちです。
でも、これから40歳を迎え、さらに超えての数年間、現役でプレイするためには、良い決断だったと思います。

それにしても、MLBっていうのはさすがに凄いですね。会見から数時間後、さっそくヤンキースのユニフォームを着て試合に出場するのですから・・・・・しかも、相手が古巣のマリナーズだなんて、舞台が出来過ぎでしょう。
そして、イチローが打席に立ったときの、スタンディングーオベーション。いやはや、イチローは、どれだけファンに愛されていたのでしょうか。

同じ、マリナーズの主砲だった、ヤンキースのA・ロドリゲスは、移籍当初から今日迄、
この試合でも強烈なブーイングを受けていました。A・ロドリゲスは、一応米国籍のはずで、この日本人であるイチローへの態度は稀有なことだと思われます。
まあ、A・ロドリゲスの場合は、当時のレートで年俸30億円の、10年契約というとんでもない大型契約でマリナーズを去って行きましたから、『金目当て』と非難されても仕方がありませんがね。

さて、イチローの成績については、論評するまでもないでしょう。凄い、の一言です。
何が凄いかと言えば、イチローは決して傑出した運動能力を持つアスリートではない、ということです。彼の運動能力を100とすれば、MLBには120、130の能力を持った選手は数多くいると思います。
しかし、コツコツと弛まぬ努力を重ねること、当り前のことを当たり前のように行う能力は、イチローを100とした場合、運動能力で彼と同等以上の選手たちは、皆50以下なのだと思います。ですから、トータルすればイチローの方が上回り、MLB史上に残るような大記録を打ち立てることが出来たのでしょう。

日本人は、身体能力では黒人に劣り、体格、パワーでは白人に劣ります。これは民族的劣勢ですから、今後も如何ともできません。しかしイチローは、日本人でも努力し続ければ、黒人、白人にも勝ることを証明して見せました。
もちろん、これは野球に限ったことではありません。水泳では、すでに北島がそれを証明し、近年では香川がサッカーにおいて証明しようとしています。また、スポーツに限らず、科学技術の、何十年後かに成果が出るか出ないか、といった基礎研究なども、日本人が得意とする分野でしょう。
日本人が世界から称賛されるのも、イチローがマリナーズのファンから愛されるのも、こうした献身、努力、謙遜、といったことに加え、忍耐、忠誠、誠実といった美徳が、彼らの心を捉えて離さないからでしょう。

さあ、ヤンキース移籍で、モチベーションを取り戻したであろうイチローの今後の活躍に期待しましょう。
当面は、日米通算の参考記録ではありますが、MLB記録であるタイカップの4,189安打の更新と、MLBでの通算3,000安打の達成ですかね。いずれも、今年を含めてここ3年が勝負です。

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