『阪神は優勝できない。2015セリーグペナントレース』

2015年のプロ野球が開幕しました。
何度も書いてきましたが、私は祖父から三代、大の阪神ファン、虎キチでしたが、岡田監督以来、かなり興味が薄れてしまいました。むろん、結果は気になりますし、阪神が優勝して欲しいことには違いがありませんが、試合を見ることは激減しました。

というのも、これまた何度も書いてきましたが、あまりに野球の質が低レベルなので、l見ていると腹が立ってくるからです。勝てばまだましですが、凡ミスで負けたりすれば、次の試合まで丸一日以上、気分が悪く、何事も手につかなくなるので、観戦を止めたのです。

さて、今年のせーリーグの前評判は、腐っても鯛、故障者続出で、オープン戦も低調だった巨人と、メジャーリーガー黒田の復帰で沸き立つ広島、そして我が阪神が三強というのが専らです。

ですが、今年の阪神の優勝はありません。74年ぶりの開幕延長サヨナラ勝ちに続き、史上初の開幕2戦連続サヨナラ勝ちと、絶好のスタートを切りましたが、第3戦目の一回表の守備を見て優勝できないと確信しました。

それは、1アウト1塁‐3塁で、4番のルナの当たりはサードゴロ。絶好のダブルプレーのはずでした。ところが、2塁手上本の1塁送球がランナーの森野の手に当たってしまい、
ダブルプレイならず、得点を与えてしまいました。森野は手を大げさに上げていましたので、守備妨害のようにも取れますが、通常のスライディングとも取れる微妙な動作でした。

問題は、森野のプレーではありません。上本の動きです。平凡なサードゴロ、打者ルナは右打者で鈍足、ダブルプレーには十分余裕がありました。にも拘わらず、上本はベースを踏んだままの体勢で送球しようとしたのです。これが大きなミスなのです。タイミングが際どい場合は仕方がありませんが、余裕がある場合は、走者の微妙な妨害行為(手を上げたり、足を上げて邪魔をする)を避けるため、一歩前へ踏み出して角度をつけて送球するのが常道なのです。それでも、ランナーに送球が当たったり、ぶつかったりすれば明らかな守備妨害となるのです。

上本はそれを怠りました。これが優勝できないという理由です。上本は、たしか広島の広陵から早稲田大学に進学し阪神に入団しました。広陵は言わずと知れた名門で、細かい野球で有名です。しかも、広陵、早稲田と主将を務めたほどの逸材です。さらに言えば監督の和田も2塁手出身、今年からヘッドコーチになった平田は明治大学は遊撃手でした。つまり、内野手としての常識を知らないわけがない。それが、おろそかになるということは、いかに阪神が細かいプレーに拘らない、大雑把な野球しかできない球団になり下がっているかの証明のようなプレーと言えるのです。

これが単純なエラーとか暴投であれば、まだこちらの方がましです。捕球ミスとか送球ミスといった体のミスは野球に付き物だからです。しかし、一歩踏み出して角度を変えるのを怠るというのは頭のミス、ボーンヘッドなのです。これは意識の持ち方でどうにもなるのです。たとえば、内野手の送球ミスは仕方がありませんが、捕手や外野手のベースカバーは意識の問題です。それによって失点を防げるかどうかは大きな差となります。

藤波はその後連打され3点を失いました。ここで、抑えるのが真のエースと言えるのでしょうが、藤波にはまだそこまでの精神力はないようです。ですが、彼を責めるわけにはいきません。

この記述の時点では試合結果はわかりませんが、この試合に勝っても負けてもそれは重要ではありません。こういう野球をしているチームに栄冠が輝くことはないと思いますし、輝くべきではないでしょう。

さらに問題なのは、首脳陣が上本にきちんと注意をしたかどうかです。今の阪神であればしないような気がします。私が阪神の試合を見なくなったのは、こういう怠慢プレーや摩訶不思議な采配が多いからです。私は阪神が好きだから、痘痕も靨とはなりません。残念ながら、どうやら今年も阪神戦を見る機会はあまりなさそうです。
安岡久遠の「どうするなる日本、どうなる世界」

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